引き寄せの法則をやっているけど効果が出ないと悩んでいませんか?引き寄せの法則の本やブログやセミナーでは「ありのままでいい」というメッセージが多く出ていますが、それを実践しているのにも関わらず効果が出ていないと悩んでいる人へ原因と解決策を説明します。
まずは結論から
「ありのままでいい」というのは「何もしなくてもいい」という意味ではありません。
望んでいることがあるならば、その過程において必要な行動は必ず存在します。
本当に自分の願望と一致しているのであれば動きたくて仕方ないという状態が理想的な引き寄せの法則が出来ている状態です。
Contents
なぜ引き寄せの法則において「ありのままでいい」を信じると効果が無くなるのか?
引き寄せの法則において「ありのままでいい」というのは「何もしなくてもいい」という意味ではありません
世の中に出ている間違った引き寄せの法則やスピリチュアルで言っている「ありのままでいい」というのが危険かというと、それは変化に対する無意識の恐れに飲まれている状態になっているからです。
なので「ありのままでいい」がイコール「何もしなくていい」と曲解されているのです。
突然ですが、あなたは英語を勉強しないで話すことが出来ると思いますか?
外国人とか外国で育ったという例を除いて基本的には日本人で英語を全く勉強していない人が話せるようになるには、勉強や何かしらのトレーニングをしなければならないのは常識です。
この英語の例は凄く極端な話ですが、それが引き寄せの法則になると、こういった常識がまるで必要ないという幻想が生まれています。
アインシュタインの名言で
「いかなる問題も、それを作り出したときと同じ意識によって解決することはできない」
という言葉があります。
つまり何かしらの悩みを解決したい、目標を達成したいと思った場合に、今の状態で解決や達成が出来ないのであれば変化をしなければならないというのは当たり前ですが、そういった常識が「ありのままでいい」という言葉を聞くと無効化されてしまうことがあります、何故そのような現象になるのでしょうか?
理由その1:潜在意識の抵抗
理由その1は潜在意識の抵抗です。
何かしらの悩みを解決したい、そして何か手に入れたいと思った時には現状から何かしらの変化をしなくてはいけません。
潜在意識というのは変化を嫌います、なぜなら今が安心な状態だとしたら変化というのは最悪の場合に命危険に晒される可能性があるからです。
そういったリスクを避けるためには変化をしないという選択を取るのがベストです。
「ありのままでいい」というメッセージはそういった変化を恐れる無意識が変わらないための説得材料として使うというパターンです。
理由その2:青い鳥症候群
以下、Wikipediaから引用します。
青い鳥症候群(あおいとりしょうこうぐん)は、モーリス・メーテルリンク作の童話「青い鳥」(仏: L’Oiseau bleu)の中で「主人公のチルチルとミチルが幸せの象徴である青い鳥を探しに行くが、意外と幸せの青い鳥は身近にあることに気付かされる」ことから、「今よりもっといい人が現れる」
「今よりもっといい仕事が見つかる」など現実を直視せず根拠の無い「青い鳥」を探し続ける人たちを指す通俗的な呼称である。
変化を意識的にも無意識的にも恐れる時に、できれば何かしらの行動をしないで問題解決や願望達成を図りたいという心理が生まれます。
いわば引き寄せの法則を魔法のように何もしなくても変われるツールとして期待しそこに依存することによって自分は変化をせず無難な行動だけを取ろうとします。
ただ行動しないことに関しては罪悪感が生まれるので「ありのままでいい」という言葉を使うことによって自分で自分を納得させます。
現実に起きている問題に直視せず引き寄せの法則という青い鳥を追い続ける状態です。
そういった状態がいわば引き寄せジプシーを生み出します。
引き寄せるために知っておくべき「Doing」と「Being」とは?
引き寄せの法則の効果を高めたいのであれば「Doing」と「Being」という言葉を知ることは重要です。
理由:引き寄せの法則をやっても効果が出ない人の多くは全くの行動をせずにただ幸運を願っているというパターンが多いです。
DoingとBeingを理解することでより引き寄せの法則で成果が出せると思います。
Doingというのは、この記事の説明においては「行動すること」とお考え下さい。
一方で「Being」というのは「あり方や、存在」だとお考え下さい。
引き寄せの法則で「ありのままでいい」ということを誤解して理解している人の多くはBeingを重視しています。
つまり存在しているだけで宇宙から愛されている許されていると考えている人達です。
確かに間違いではないと思うのですが、だからといって存在しているだけで全ての悩みが解決したり、欲しいものが手に入るというわけではありません。
もし本当に存在しているだけで、許されて愛されて全てが解決するなら、何故悩みは生まれるのでしょうか?
何故、欲しいものがすぐ手に入らないのでしょうか?それにはDoingが必要だからです。
ザ・シークレット等の本やDVDを見ると「行動は不要」のような印象を受けます。
しかし、実際には何かしらの願いを意図すれば、それに応じて宇宙は閃きをその願った人に届けます。
その閃きに従い行動した人がいち早く幸せを引き寄せるというのが本来の引き寄せの法則だと思いますし実際にザ・シークレットに登場した講師の人もそういった事を発言していると聞いたことがあります。
しかし実際にはDVDや本を売るためには簡単に行動不要で出来るという印象を与えたほうが売れやすくなるのでどうしてもそういったニュアンスで取られる事が多いというのが実情です。
引き寄せの法則と母子一体感
心理学の用語で「母子一体感」というのがあります。
母子一体感とは小さな子供が母親に対する甘えのことで、母親は自分のために何でもしてくれるという依存心的な状態です。
成長するにつれて母親は必ずしも自分のために何でもしてくれるわけではないというのがわかり自立をしていくというのが通常のプロセスですが大人になっても母子一体感が無くならず、相手に対して思い通りにコントロールしようとし、その反応に応えてくれない場合には相手に対して怒りを感じるという状態です。
引き寄せの法則についても同じで「宇宙は何でも応えてくれる、叶えてくれる」ということを根強く信じている人がいます。
それは間違ってはいないとは思いますが、それに対する関わり方が依存的で自身の行動や努力がなくても叶ってしまうと信じ込んでいるパターンです。
行動や努力がなくても叶うというのは究極的には真実だと思いますし、それを体現されている人もいると思います。
しかし今まで引き寄せ法則を実践しても効果がなかった人がいきなりこの段階のやり方を真似すると「引き寄せの法則は効果がない、意味がない」といった母子一体感的な感情や反応になります。
引き寄せの法則で今、結果が出ていない、効果がないと感じているなら健全な距離感を保ちながら関わることが重要です。
つまり行動もをしつつ、引き寄せの法則を実践する、そういった関わり方がより重要なのです。
結果を出している人ほど当たり前の基準が高い
いわゆる成功者や結果を出している人というのは当たり前の基準が努力においても行動においても高いです
普通の人がすぐにやめたり、あきらめたりすることも成功している人は、あきらめずにめげずに継続しています。
その違いが大きな成功の要因となっています。
例えばブログやSNSやYoutube等で成功したいと思ったなら理想は毎日情報発信しているのが理想です。
しかし、ほとんどの人は短期的にすぐに成功をしたいと思っているのでこういった継続ができません。
そういったメディアで成功した姿しか見ていないので継続した努力や行動には意識をむけることはありません。
引き寄せの法則で有名な講師や著者も何かしらの行動を精力的に続けています。
それらの積み重ねが今の成功につながっています。
他人からすれば大変な努力だと思われることも本人はそう思っていないか、大変だとはわかりながらも続けられる人です。
努力や行動は不要と言っている人も実は陰ながら努力している、表には出さない、しかしそういった人の言葉を真に受ける人が自身の現実に目を背け、行動や努力をせずに夢を叶えようとします。
しかし、罪悪感から何かしら自分を励ます癒やす言葉が必要になります。
その時に便利なのが「ありのままでいい」というメッセージなのです。
行動しなくても起きる引き寄せと、行動することによって起こる引き寄せ
引き寄せの法則には行動しなくても起きる引き寄せと、行動することによって起こる引き寄せがあります
この2種類の引き寄せの違いを理解しておかないと引き寄せが起きないという現象になります。
なぜならその成果が出るメカニズムが違うからです。
行動しなくても起きる引き寄せ
行動しなくても起きる引き寄せとは主に悩みの解決において起こるパターンが多いです。
例えばパワハラしてくる上司が引き寄せの法則を実践したら何もしてなくても急に態度が変わったり腰痛で動けなかったのが引き寄せの法則を使うことでその場で改善したりなどです。
こういった引き寄せは一瞬で起きる可能性があります。
それは何故かと言うと、それらの悩みや問題は人生のズレや本来やりたい事等に気づかせる為に起きているので、それに気づくことができれば問題や悩みが存在する理由がないからです。
ちょうど火災報知器のようなもので異常に気づいたら、原因となっているものを解決すれば火災報知器はなり続ける必要がないのと一緒です。
行動することによって起きる引き寄せ
行動する事によって起きる引き寄せは、何かしらの願望を描いた時にあるいは幸せになろうと引き寄せの法則を実践し続けた時に直感のような形で閃きます。
そしてその閃きに従って行動すると自分では思ってもいなかった展開でよい出来事が訪れます。
悩み解決の時とは違い願望というのは今無いものを手に入れていく技術ですから場合によっては時間や行動や勇気が必要ということもあるわけです。
以上が2種類の引き寄せの法則についての説明でしたが、行動せずとも起きる引き寄せの法則があるのは事実ですが、成功率を高めたいということであれば行動もセットで行うほうが確率が高くなるのは当然のことなのです。
引き寄せの法則で行動する上で重要なのは自己受容
引き寄せの法則には行動も必要という話をしました、ですが行動が怖いという人がいます。
そんな時に重要なのが自己受容です。
逃げの意味で「ありのままでいい」を使っている人は、出来ない自分を見たくないという恐れです。
自己受容する事によってそれを受け入れられれば少しずつ行動できます。
本当の意味の「ありのまま」というのは、出来ている自分も、出来ていない自分も認めることです。
「ありのまま」を逃げの意味で使っている人は、自分が出来ていない部分を見たくない直視してしまうと自己否定をしてしまう恐れを感じているのかもしれません。
そんな時に重要なのが「真のありのままでいい」ということです。
「真のありのままでいい」というのは自己受容です。
出来ている自分がいれば、出来ている自分を過度に評価するのではなくありのままに事実で評価し
出来ていない部分の自分がいれば出来ていない事実のみを分析して改善するこれだけです。
ここで大事なのは事実という部分です。
ほとんどの人は極端な場合だと自分で自分を人格否定する人がいます。
「自分は駄目なやつだ」「何でこんなこと出来ないんだろう、馬鹿だ」というような感じです。
これはBeingを傷つける行為です、そうすればセルフイメージは下がり行動ができなくなります。
評価したり分析したりするのはDoingを見るべきです。
出来ている部分を見ると人は過大評価をしすぎてナルシストになります。
それは健全ではありません、事実としてデータとして出来ている事を認め、そして出来ていなければ出来いない結果や事実や行動のDoingを分析し改善する。
これを繰り返すことにより、間違った「ありのままでいい」を使うことなく正しい「真のありのままでいい」という状態ができると少しずつ行動ができるようになります。
このポジティブでもネガティブでもありのままに受け入れるのが自己受容という方法になります。
引き寄せの法則の効果を無くす「ありのままでいい」の罠のまとめ
「ありのままでいい」は「何もしなくていい」ではない
引き寄せの法則を実践しても効果が出ない人は潜在意識の抵抗が強かったり、青い鳥症候群になっている可能性がある
何も行動しないで起こる引き寄せの法則もあるが、閃いたら行動しながら引き寄せの法則を実践したほうが成功率は上がる
行動の恐怖を減らすには「真のありのままでいい」という自己受容が大事
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